練馬区、板橋区の外壁塗装、屋根塗装、防水工事、住まいの塗り替えリフォーム専門店【株式会社エージェント】

白色の塗料で、酸化亜鉛という顔料を使用している物があります。
別名「亜鉛華」や「亜鉛白」といいます。

 

名前の通り、亜鉛の酸化物で、亜鉛のみに発生する白錆と同じ色をしています。

 

他にも光触媒の塗料にも使用されていて、
化学反応を起こす一つの要因となっています。

 

他にもこの酸化亜鉛は人体には無害で、
止血や殺菌、鎮痛の効果があり、
化粧品、日焼け止め、医薬品にも使用されています。

 

日本など多くの国では、
亜鉛を加工する形で生産していますが、
世界でアメリカでのみ取れる鉱山が２つ存在します。
そして、自然で産出された酸化亜鉛のみ「紅亜鉛鉱（ジンカイト）」と
名乗る事が許されます。

 

ですので、もし、天然石のショップ等で「紅亜鉛鉱（ジンカイト）」を見つけたら、
アメリカで採掘された酸化亜鉛で間違いありません。

 

そして、純度が高くなればなるほど、色が透明となるので、
透明な「紅亜鉛鉱（ジンカイト）」を見つけたら、
非常に貴重な鉱物です。

 

そして、この純度の高い「紅亜鉛鉱（ジンカイト）」は、
導電性を持っており、液晶ディスプレイの部品の材料に使われており、
近年では発光ダイオード等の発光デバイスへの応用も研究されていました。

 

身近な日焼け止めや医薬品から、
我々の使う塗料、そして、液晶ディスプレイにまで、
同じ物が使われているのは意外だと思います。
しかし、色の付いている物の元を辿れば、やはり天然資源に辿り着きます。

⌘Ｊ⌘