練馬区、板橋区の外壁塗装、屋根塗装、防水工事、住まいの塗り替えリフォーム専門店【株式会社エージェント】

 

本日は中塗りの作業をしてきました。

 

木部を塗装して、数日後にシミや黄変が出ることがあります。
これを「アク」といいます。

 

この「アク」は外部の水分や湿気が
木材内部の水溶性のアク成分を溶かし、
それが表面に移行することで現れます。
そのため、水性塗料を木材に塗布した場合にアクが出る可能性が高まります。
逆に、木材に油性塗料を塗布した場合はアクは出にくくなります。

 

ただ、木の種類によっても、
「アク」が出やすい物と出にくい物があります。
特にベニヤ、合板、広葉樹のオーク、ナラ等に
塗装する際はアクが出やすい為、注意が必要です。

 

特にベニヤは天然の木材を薄く剥いで接着剤で重ねたものであるため、
塗装をしなくても長期間経つとアクが出ることがあります。

 

そして、この「アク」が出ないようにする為に、
アク止めシーラーやアク止め塗料を塗布します。

 

このアク止めシーラーやアク止め塗料は、
「アク」の為だけに開発された物ですので、
木材以外に塗布する意味はあまりありません。

 

コンクリート、モルタル等のセメント系被塗装物から、
析出するアルカリ成分のことも「アク」と呼んだりしますが、
これはまた別の原因ですので、木材のアク止めでは防止することが出来ません。

 

ＤＩＹの際に特に木材を使用する機会は多いと思います。
完成して、数日後にシミや黄変が起きて、
見栄えが悪くなってしまった等の事態が起こらないように、
アク止めシーラーを塗布する事をオススメします。

⌘Ｊ⌘