練馬区、板橋区の外壁塗装、屋根塗装、防水工事、住まいの塗り替えリフォーム専門店【株式会社エージェント】

 

本日は上塗りの作業をしてきました。

 

塗料の中にはラッカーと呼ばれる物があります。

 

スプレー式の塗料等で目にされた事のある方もいるのではないでしょうか。

 

そもそも、ラッカーとは何なのかといいますと、
揮発性の高い溶剤に硝化綿などの樹脂を溶かして作られた塗料のことです。

 

また、硝化綿とは、ニトロセルロースとも呼ばれ、
紙や綿の繊維であるセルロースを濃硝酸や濃硫酸などの液体に混ぜ、
化学変化を起こして作られる樹脂のことです。

 

綿という名前ですが、綿ではなく、綿を原料とした樹脂です。

 

そして、近年では、ラッカーという言葉は、
本来のニトロセルロースで出来たラッカー塗料だけを指すのではなく、
揮発性の溶剤を使用した速乾性の塗料の総称として使われることの方が多くなっています。

 

そのため、本来は合成樹脂塗料であるアクリル塗料を使ったスプレー缶も、
速乾性の塗料であることからアクリルラッカースプレーと呼ばれています。

 

アクリルラッカースプレーの主成分は、ニトロセルロースのラッカーと同様で、有機溶剤と樹脂、そして顔料です。
大きな違いとしては、使われている主要な樹脂がアクリル合成樹脂であるのが大きな違いです。

 

また、ニトロセルロースラッカーなのか、アクリルラッカーなのか見分けるには、
スプレー缶の裏の説明書きを見てください。
品名に「ラッカー」と記載されていれば、それはニトロセルロースラッカーです。
品名が合成樹脂塗料となっている場合はアクリルラッカーです。
水性ラッカーは商品ラベルに水性と記載されているはずです。

 

ニトロセルロースラッカーはその揮発性の高さから、一斗缶ではあまり販売されていません。
スプレーが圧倒的に多いので、業者が使うというよりは、ＤＩＹで使用されることが多いです。

⌘Ｊ⌘