雨漏りは放置厳禁!雨漏りの危険性、応急処置の方法を紹介します!

2024年3月9日更新

天井から雨水が落ちてきた、雨の日に窓の周りが濡れる、かび臭いなどの症状は雨漏りの可能性が高いです。

雨漏りは急に起こると不安になるかもしれませんが、早めに対処すれば被害を最小限に抑えることができます。

 

この記事では雨漏りの対処方法についてわかりやすくまとめました。

雨漏りが起きても落ち着いて、できることから対処していきましょう。

 

雨漏りを放置する危険性

雨漏りは放置厳禁!雨漏りの危険性、応急処置の方法を紹介します! (3)

雨漏りは早めに対処すれば被害を最小限に食い止められます。

反対に、放置すればそれだけ被害は広がります。

雨漏りを放置すると具体的にどのような被害が発生するのかを確認しておきましょう。

 

建物が劣化する

雨漏りは建物の劣化に直結します。

室内で雨漏りに気付いた時点で、既に屋根や外壁から雨水が侵入して建物の内部まで染み込んできている状態です。

雨漏りが起こっているということは、建物を支えている躯体部分が劣化しやすい状況になっています。

天井や床の劣化も進み、放置し続るほど補修が必要となる範囲は広がります。

 

家財が汚損する

雨漏りによって家財は濡れて汚損します。

木製のタンスやベッドにシミができてしまったり、木材が腐るリスクがあります。

金属製の家財は錆びることもあるでしょう。

カーペットやカーテンもシミができたり、汚れると買い換えなければならなくなる場合があります。

 

生活環境が悪くなる

雨漏りが起きると壁や天井などに水が染みみ、建物全体の湿度が高くなります。

そうなればカビやダニが発生しやすくなり、アレルギーやシックハウス症候群の原因になる恐れがあります。

湿った環境を好むシロアリを呼び寄せる可能性もあるので早めに対処しましょう。

 

漏電リスクが起こる

雨漏りによって漏電が起こる危険性もあります。

 

濡れた状態のコンセントを抜き差ししたり、抜けかけていたコンセントに水がかかることでショートを起こす恐れがあるからです。

ショートでブレーカーが落ちる場合があるだけでなく、火災が発生するリスクもあります。

 

雨漏りが発生したときの対処方法

雨漏りは放置厳禁!雨漏りの危険性、応急処置の方法を紹介します! (1)

雨漏りに気付いたときには応急処置をして被害が広がらないようにしましょう。

ここでは具体的にできる雨漏りの応急処置を紹介します。

 

 

バケツや洗面器で雨水を受ける

雨水が床や家財を濡らしてしまうと二次被害になります。

天井から雨水が落ちてきている場合、家財を一時的に避難させてバケツや洗面器を置いて雨水を受け止めます。

バケツなどの容器で直接雨水を受け止めると、跳ねて周りに小さな水滴が飛散してしまいます。

クッションになるようにタオルや雑巾、捨てるつもりだった古着などを入れるといいでしょう。

もし、屋根裏部屋があって簡単に入れるなら、屋根裏の雨漏りが起きている場所にバケツなどを設置するとさらに安心です。

容器の中の水の量をときどき確認して中身を捨てましょう。

 

 

吸水シートやペットシーツを使う

雨漏りの応急処置として吸水シートやペットシーツ、紙おむつを使うのも効果的です。

高吸水性の樹脂が含まれているため、見た目よりも大量の水を吸収させることができます。

天井から落ちてくる雨水の対処では容器で受ければ十分ですが、壁を伝って落ちてくる雨水や、窓のサッシからの雨漏りの対処では容器で受けるのは困難です。

雑巾でこまめに拭いたり、雨漏りが起きている場所に吸水シートなどをあてがったりして対処しましょう。

 

ビニールシートを使用する

ビニールシートやビニールカーテンは雨漏りの応急処置に役に立ちます。

水を通さない大きなビニールなら何でも構わないので、大きなゴミ袋を切り開いてシート状にするのもいいでしょう。

 

ビニールシートによる雨漏りの対処方法は2通りあり、いずれも広範囲で雨漏りを起こしているときに適しています。

天井の広い範囲から雨漏りが起きているときには、床にビニールシートを敷いて全体を雨水から守りましょう。

まずこの応急処置をした後で、天井から落ちてくる雨水を容器に誘導する対処をします。

雨漏りが起きている範囲を囲うようにしてビニールシートを天井に張り付けて、漏斗を作るようにして容器に雨水を集めます。

集水する仕組みを作ると広範囲の雨漏りでも被害を抑えやすくなります。

 

漏電を防止する

雨漏りによる漏電で最もリスクが高いのはコンセントです。

コンセントの差込口や家電製品のプラグが濡れている状態で抜き差しをしたり、濡れたまま家電製品のオンオフをすると漏電する恐れがあります。

まずはブレーカーが落ちているかどうかをチェックします。

ブレーカーが落ちている場合は既に漏電が起こっている可能性が高いと考えましょう。

ここでブレーカーを上げるのは火災などの危険性があるため、電力会社に連絡して対応してもらうのが安全です。

 

もし雨漏りが起きている部屋のブレーカーが上がったままなら、ブレーカーを落としましょう。

その部屋を使わなければならない場合にはコンセントが濡れないようにビニールで覆うなどの養生をします。

養生による対処は万全でないと漏電のリスクがあるので、できればブレーカーを落として安全を確保しましょう。

 

応急処置後は雨漏り補修を業者に相談しましょう

雨漏りは放置厳禁!雨漏りの危険性、応急処置の方法を紹介します! (2)

上記でお伝えした応急処置は、あくまで一時しのぎでしかありません。

 

根本的な解決ではなく、その後も被害は広がり続けるので早めに雨漏り補修を行っている業者に相談をしましょう。

 

ご自身で雨漏りの補修をされる方もいらっしゃいますが、おすすめできません。

原因が屋根であれば落下事故の危険性がありますし、低所でも適切な対処が必要です。

適切な対処が行われなければ、何度も補修工事を行うはめになるかもしれないので、雨漏り補修は専門的な知識や施工実績のある業者に依頼しましょう。

 

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